 昨日に続いて、2007年頃にデザインした「リトルジャマー」(バンダイより発売、現在生産終了)のカートリッジのパッケージ(CDくらいのサイズの紙箱)です。この『Wondaful Christmas Selection』は、日本のクリスマスソングを中心にした曲のコンピレーションになっています。 昨日のボーカリストなどは『リトルジャマー・プロ』といって新しい方の人形セット向けのカートリッジですが、こちらは古い人形セット用のカートリッジなので基本的にイラストを使うと言う前提になっています。 今回は「楽器のオーナメント」を飾ったリースで行くことになりました。リースの写真の本の中から気に入った物をアレンジして「イラストレーター」というソフトで描いています。 リース部分の基本になっている素材はこんなイラストです。まずこの素材のパーツを描いて、それを組み合わせることでリースを構成しています。  組み合わせはこんな感じ。リースの上にリボンとポインセチアをのせて、その上に写真を加工した楽器のイラストをのせて出来上がりです。  でき上がったリースを、白く加工した板の画像にのせて文字を入れたのが一番上の画像です。リースの葉っぱとかには「ドロップシャドウ」という機能でそれぞれ影を付けています。それによって立体的な表現になっています。 -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日に続いて、2007年頃にデザインした「リトルジャマー」(バンダイより発売、現在生産終了)のカートリッジのパッケージ(CDくらいのサイズの紙箱)です。この『Live! Vocal Christmas Stage』は、『ボーカリスト』専用の別売りミュージックカートリッジで、ライヴ仕立てのクリスマスソング集になっています。 下は最初の頃のデザインです。例によってレンタルフォトから写真素材を探してきてイメージを確認しています。大人のクリスマスというイメージで選んでいます。最終的に、光り輝くツリーで行くことになったのですが、ボーカル専用のカートリッジと言うことがわかりにくいと言うことで、製品の女性ボーカリストを合成することになりました。文字部分を入れてでき上がったのが一番上の画像です。ちょっと文字がうるさかったですね。  下がその合成過程です。上の2枚を1枚に合成しています。ツリーは裾野の部分を少し伸ばしています。  下はカートリッジに貼ってあるシールです。  普段は豪華なクリスマスなど縁がないのですが、疲れたおじさん(デザイナー含む)の夢の中のクリスマスを表現してみました。(笑) -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日に続いて、2007年頃にデザインした「リトルジャマー」(現在生産終了)のカートリッジのパッケージ(CDくらいのサイズの紙箱)です。この『Live! The Debut』は、当時新しく発売された『 ボーカリスト』(マイクを持って実際に声に出して歌う人形)に同梱されるミュージックカートリッジです。ジャズの曲とシネマの曲の2つのカートリッジが入っています。 これまでのカートリッジと違うのは、女性ボーカリストの歌声を入れたカートリッジだということです。しっとりと華やかで、それでいて人生を感じさせる深みのある声。その辺りを頭に入れてレンタルフォトから選んでみたのが下のラフ案です。  最終的にこのマイク案になりました。ちょっとタバコの煙が漂っている所が良いんです(笑) 下はカートリッジに貼るシールです。ジャズとシネマで色違いにしています。 この仕事で、ヘレン・メリル、ジュリー・ロンドンなどの女性ジャズボーカリストの曲を聴き、ファンになりました。  -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日のリトルジャマー「SAVOY Collection」カートリッジに付いているCDの方のデザインをご紹介します。 上のデザインはレコードに見えますが、CDの盤面のデザインです。当時の「SAVOY」レーベルのレコードをもチーフにしています。やはりCDよりレコード盤だろうということで(笑) 下はCDのジャケット表のデザインです。ギターのクラブマークは既存の物を使用しています。  下はCDジャケットの裏面です。表に使った円をこちらでは並べてみました。収録されている曲は名曲ばかりですが、中でも僕が気に入ったのは「 アート・ファーマー」の演奏する『MAIDEN VOYAGE/処女航海』という曲です。元々は「 ハービーハンコックの処女航海」も聞いてみましたが、僕はゆったりした波のイメージがあるアート・ファーマーの方が好きです。楽器はトランペットだと思ったらフリューゲルホーンというものだそうです。トランペットよりちょっと短いんですね。音が柔らかい感じです。  -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 2006年頃に、知り合いの担当者が移動して「 リトルジャマー」を担当することになり、少しずつ手伝うようになりました。最初に手掛けたのはこの「SAVOY Collection」のカートリッジのパッケージです。 「リトルジャマー」というのはバンダイから発売された大人向けの癒し玩具で、まるで人形達が演奏しているように音に合わせてアクションするミュージカルフィギュアです。別売りになっているカートリッジに変えることで、いろいろな曲を演奏します。 僕が参加した時は、すでにリトルジャマーは人気を博していて、今後新たなバリエーション展開をどうするかというような時期だったのだと思います。今回の「SAVOY Collection」もそれまでにない新しい試みで、ミュージックカートリッジの他に、カートリッジで使用した曲と同じ曲を収録した音楽CDを付けるというものでした。また、今回の商品はクラブ員向けの物で普通のおもちゃ店などでは販売されません。 「SAVOY」というのは1940年代にアメリカでスタートしたジャズレコードレーベルで、数々の有名なジャズミュージシャンのレコードを出しています。今回はそのレーベルが使用できることになりました。 下は最初のラフ段階のデザインです。レンタルフォトを使用するということで、「アメリカの古いジャズレーベル」というキーワードで写真をさがして組み立てています。   その後、イラストを使うという方向になり、レコードをイメージした同心円のパターンとサックス奏者をシャドウで描いた2つのバージョンを制作。結果レコードのイメージで行くことになり一番上のデザインに決まりました。 この後もリトルジャマーのカートリッジのパッケージなどを手掛けることになります。しばらくはその辺りのデザインをご紹介したいと思います。 -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日の続きです。パッケージ正面のバックの画像の制作紹介など。 国立天文台から支給される画像の中から使えそうな写真をピックアップします。他にもレンタルフォトなどで使えそうな写真を捜して来ます。すごい数の写真の中から捜して来るだけで疲労困憊(笑)目はシバシバするし肩こりも・・(笑) それぞれの画像を切り抜いてはレイアウトして、パッケージの使われている製品写真とか家族の写真とかとも位置あわせしながら1枚のバック画像を合成してゆきます。 大きくわけて下のような画像を合成しています。     この画像は横の面にもそのままつながっていて、広い宇宙がそのままパッケージになっています。 で、それぞれの画像が印刷に耐えられる解像度だと、それが何枚も重なるのでデータ容量はすごく重たい物になっています。少し位置を移動するだけでしばらく待ち時間が・・。パソコンが古いせいなのかもしれませんが(笑) デザイナーの仕事は忍耐と根気が必要です。 -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 今回はデザインの話になるのですが、今月29日にバンダイから発売予定のサイエンス玩具「ハイパーテレスコープ-天体図鑑」のロゴとパッケージのデザインをやらせていただきました。 この商品は、本体を覗きながら向きを変えると、実際の天体と同じ星空が内蔵の液晶画面にリアルタイムに表示されるという「望遠鏡型の天体観測シミュレーター」です。他にも楽しい機能がいろいろ入っています。詳しくはこちらのバンダイのサイトで ハイパーテレスコープ『天体図鑑』公式サイト 今回は本体のプロダクトデザインはやっていないのですが、カラーリングとシールのデザインだけ担当しています。パッケージに関してはこれまでにない内容の商品なのでその内容をどうやってわかってもらうか、割と知育的な要素があるのであまり遊ばないで真面目なデザインで行こうと考えてデザインを開始しました。 下のデザインは、まだ本体の製品ができていない頃に作った物で、試作写真をトレースしてシールなどを合成してはめ込んでいます。この時はまだとりあえず手元にあるイメージを並べてみたという所です。これを元に、もっと高級感がほしいとか、ナビゲーション機能をわかりやすく盛り込みたいとかの要望をデザインに盛り込んで修正してゆきます。  下のデザインでは、本体の撮影が終わり、写真を入れ込んでいます。前回のイメージにもっと惑星とかを入れて迫力を出そうと考えました。大分最終型に近づいています。この後、高品質感を出す為にロゴのバックを黒で修正して細部を調整して完成しています。  今回大変だったのはデータ容量が大きいということでした。サイズも大きいのでバックの惑星や星座の合成が重くて、僕の非力なパソではちょっと変更するだけで待ち時間がかかります(笑)その辺の話はまた明日。 -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
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