 野原さんの「サランドバディ×はこどけい」で、久しぶりに作った「はこどけい」。 今日からしばらく「はこどけい」のできるまでをご紹介します。 前に書いた「 スノーデザインブランドのアルミ時計」はあえなく挫折したのですが、気持ちの奥ではそれが引っかかっていました。当時本業のおもちゃの方でも、デザインまで行くんだけどなかなか商品化に結びつく物がないという状況で物足りない日々を送っていました。そこで、モノにならないのなら自分で作って販売しようと考えたわけです。 最初に考えたのは自分でデザインした「 Tシャツを刷って売る」ということでした。(笑) 「はこどけい」とは関係ないみたいですが、このとき購入したシルク印刷器(プリントゴッコの大きなやつ)が結果的に「はこどけい」の印刷に使われることになります。 自分で作って売るには、コストのかかる物はまずダメなので、ダンボールの物ならなんとかなるかもしれないなと思いました。(笑)アルミ時計をダンボール時計にしたら作れるんじゃないかと。 その後は試作のオンパレード。何個作ったでしょう。ダンボールの箱を設計するのは結構難しいんですよね。織の部分があってそこは紙が潰れたりするので頭で考えただけではなかなかうまくできないのです。作っては直しと、夢中で作っていた時に偶然うまくできた箱がありました。(笑)それが元のデザインになっています。 組み上げた箱に100円ショップの時計を組み込んだ試作第一号です。まだ鳥のデザインは入ってませんね。 まあ、こんな感じで少しずつ販売に向けて進み始めました。  -------------------------------- by C A R N I V A L ---------------------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 ポストカード「花咲く森シリーズ」の兎バージョンです。蝶を追いかけてジャンプする、元気な兎の子供。 そう言えば来年の干支は兎じゃなかったかな。年賀状に使えるかも(笑) 今回合成しているのはクローバーです。クローバーの模様の服でも着てるみたいですね。家の庭は雑草の天国で、毎年今頃の季節はクローバーがあちこちで小山を作っていて、そこに白い花が咲きます。根っこが丈夫でなかなか抜けない厄介者ですが、緑の葉っぱに白い花がぴょこぴょこ咲いている雰囲気は良いですね。   そう言えば「はこどけい」でも、こんな写真を撮りました。  -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日と同じポストカード「花咲く森」シリーズの狐バージョンです。 これも狐と何かの合成になっています。何だかわかりますか? あるとき分水町辺りの信濃川の土手を走っていたら、紫色の花がいっぱい咲いているのを見つけました。何だろうと思って止まってみて見ると「野アザミ」が群生していました。茎の長い感じとか色とかギザギザの葉っぱとか、全部気に入って好きな花のひとつになりました。最近見に行ったら工事で土手の形が変わってしまっていました。野アザミは大丈夫なのかな。ちょうど今の季節が満開の頃ですね。見に行ってみるかな。 ということで「狐」と「野アザミ」の合成になっています。   -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 今日はいい天気です。光がキラキラして良い写真が撮れそうです。今日の天気みたいなうららかなポスタカードの紹介です。 随分前の話になりますが、コクヨストアクリエーション(今はなくなってしまいました)という、コクヨがはじめたワゴンでのシステム販売をやる新会社から池袋のワゴンセールに出品しないかと言う話がありまして、参加することにしました。そのときに「はこどけい」だけでは寂しいので他のアイテムとしてポストカードを作ることにしました。 その時の1枚がこの「花咲く森の鹿」です。ミューズケナフという風合いのある紙にプリンター出力しています。 春の蝶に誘われて野原に出て来た子鹿。そんなイメージです。ポイントにしたのは鹿の柄です。 なんだかわかりますか?実はこれはアゲハチョウの羽の模様なんです。どんな絵柄にしようかと色々画像を並べている時に重なった2枚を見て、おお、良いじゃないか(笑)で、偶然でき上がった1枚です。 こんな感じの2枚を合成しています。   -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 スノーデザイン-ブランドのアルミ時計は立ち消えになってしまいましたが、他にもこんなアイテムがありました。 時計の試作を待っている頃に電話があり、ドイツのフランクフルトで見本市があってそこに参加したいのでテーブルウエアをデザインしてみないかと。それで一緒にフランクフルトヘ行きましょうと言われて、もちろん張り切ってやらせていただきました、気合いを入れて3DCGで(笑) しかし、時計の試作と同じく、このスケッチを出した後、何の返事もありませんでした。 お蔵入りしてたんですが、公開します。作ってみたいと思われるメーカーの方は連絡ください。 是非形にしてみたいです。 上は一輪挿しと鍋敷きです。アルミ鋳物で考えています。 下は花瓶です。トップ面は磨き出しています。  キャンドルホルダーです。  灰皿とコースターです。  トレイやフルーツボールなどです。  まあ今見ると雪の結晶だけでアイテムをそろえるのは無理が有るかもしれないですが、雪国のひとつの切り口として印象を残すことはできるのではないかと思います。 ダンボールの時計くらいなら自分で作れますが、アルミの鋳物となるとちょっと無理があります。 自社のオリジナルラインを出してみたいと考えているアルミ鋳物メーカーの方の連絡を御待ちしています。 -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日の雪のデザイン賞の結果ですが、見事にボツりました。(笑) ただ、雪の結晶のデザインを使った物を色々なものに展開して行こうと思うきっかけにはなりました。 当時、地元のデザイン研究会みたいな物に参加していました。(今は退会しています) そこで、メンバー(メーカの人がほとんど)に新しい企画として、それぞれの得意な分野を生かして雪の結晶を使ったオリジナル商品を作りませんかという提案をしてみました。上はその時のブランドイメージです。雪の結晶でSNOWのSを作ってマークにしました。 メンバーの一人の精密鋳物メーカーの社長がやってみても良いということになり、アルミでできるアイテムでかつ、雪の結晶のデザインをいかせる物として考えて、アルミの時計を提案しました。マットな荒い質感に雪の結晶の部分だけが磨き上げてあるデザインです。大きめの時計で、中は中空で極力軽くしてあります。こんなデザインでした。  雪の結晶のデザインバリエーションを3種類提案し、図面を引いて提出。 メーカー側でそれを元に試作を作ってくれることになりました。 ところがいつまでたっても試作ができて来ません。(笑) その後いろいろありまして(笑)アルミの時計はそのままになっています。 アルミの雪の時計はでき上がりませんでしたが、このとき感じたデザイナーと言うものの社会的な地位の低さへの反発や、人に作ってもらおうと思った自分が甘いんだという思いが、その後の「 はこどけい」の制作につながってゆきます。 -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 雪の結晶に目覚めた頃、ネットで雪のことを調べていたら、石川県にある 中谷宇吉郎雪の科学館というのがあって、そこで「雪のデザイン賞」というのを募集しているを知りました。そこで、そこに応募しようと思って作ったのがこの雪のインテリアオブジェ?です。雪の舞う家ということで雪舞家(ゆきまいか)と名前をつけました。 その時の出品申込書にはこんなことを書いています。文章が硬いですね(笑) ----------------------------------------------------------------------------------------- 今回は雪の結晶が風に舞い降りてくる感じを部屋の中でも感じられるような素朴なオブジェを制作いたしました。地元長岡は日本でも有数の豪雪地帯です。すっぽり雪に埋もれた町は音もなく静かです。それは一種清浄な感覚さえ感じられます。今回はその清浄さや自然の感じを表すために木の板を削って家や風車を作り、白い雪の結晶を入れて仕上げました。オブジェの建物は長岡でよく見られる頭のとんがった独特の形の倉庫をモチーフにしました。また、風車は雪の結晶の六花デザインとし、羽にはいろいろな形の雪の結晶をシルク印刷しました。風が吹くと雪模様の風車がくるくる回り、ちょっと一息つくとともに、自然の心地よさを感じさせてくれます。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 風が吹くと雪の形の風車がくるくる回ります。こんなふうに。  -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
 昨日に続いて雪の結晶のデザインの話です。随分前の話ですが、雪を逆手に取って何かやろうと考えて「スノーデザイン」ブランドを立ち上げることにしたんです。それで、雪の結晶のことを調べたら江戸時代に日本でもすでにこれを観察して絵にしている人がいたんですね。「 土井利位」という殿様です。その雪花図説にいろいろな雪の結晶が出ています。それを見て後年「 鈴木牧之」が雪国の生活を書き記した「北越雪譜」という本に雪の結晶をリデザインして掲載しています。下の絵はその一部です。雪の結晶のデザインは当時もてはやされたらしく着物の柄や工芸品にたくさん用いられています。有名なのは雪輪模様。丸い輪のデザインでなかなか良いんですよね。  これを元にして僕も雪の結晶をパソコンで描き起こしてみました。基本構造は6角です。ガイドラインを作って線を引くといろいろな形がそこに現れます。パターンの美しさなんですが、その構造美が良いんですねー。(笑)  -------------------------- イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 ------------------------- プロイラストレーターのブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると一票入りますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村
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