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※写真はメディコムトイが発刊した書籍、『MEDICOM TOY CHRONICLE』より抜粋しています。
これも相当古い仕事なんですが、1998年にブリキのロボットの版を作る仕事をやったことがあるのですが、今日はその話です。
昔いたおもちゃ会社の同僚でO君というのがいるのですが、彼が当時メーカーとして手作りで作っていたフィギュアを販売していたのがこの『メディコムトイ』という、当時、新進気鋭の若いおもちゃメーカーでした。
O君に紹介してもらい、作品を持って行き、若くておしゃれな社長に見てもらったのですが、3DCGのロボットのイラストを描いていたのを見て、ブリキのロボットをやるのでその版を作る仕事をやらないかという話をいただきました。
ブリキのロボットのイラストは描いていたのですが、ブリキの版をどうやって作るかとかは全然知りませんでした(笑)でも、ブリキのロボットは好きでしたし、作ってる現場が見られるわけですから、できないと言うことよりやってみたいという気持ちが勝って、引き受けることにしました。
そうやって苦労の末(笑)発売されたのが上のブリキのロボット(フィギュア?)『ノスタルジック・フューチャー・コレクション』シリーズです。手と頭の部分はソフビでできています。僕はブリキの部分の版の制作とパッケージデザインをやらせていただきました。
当時も、ブリキロボットを作る会社は日本でもそんなに数はなく それまで、あまりこういう外部からのデザイナーというか、版を作る人はいなかったんじゃないかと思います。いわゆるブリキ職人と言われるような人がいて、そういう人が専属としてやっていたと思います。
このブリキ職人は、カッコ良く言うと『ティンパタンナー』と言うんだそうですが、当時も少なかったみたいですので、現在はやれる人がもうほとんどいなくなってるかもしれませんね。というか、製造できる工場がなくなりつつあるのではないかと思います。もったいないことですね。
明日もこのブリキのロボットの話が続きます。
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イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 -------------------------
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