
昨日と同じく、バンダイ、ムックシリーズの『ハンディームック』というフリクションの乗り物のおもちゃです。
手で押すとはずみ車が回り、その力でしばらく走ります。電池もいらなくて、なかなかのエコ玩具です。
走る時にタクシーの看板が上下したり、飛行機の羽が上下したりワンアクションします。サイズは大人の手の握りこぶし位。とにかく手で持った時に丸く内側に包み込まれるような有機的なデザインにしました。
車のデザインでポイントにしたのは、バックミラーです。小さな丸いバックミラーを付けました。これがあるとなんだか車らしさが出るし、デザインがしまります。
平成2年のグッドデザイン(レジャー・スポーツ・DIY部門)に選定されています。
下はデザインの途中に作った発泡モデルです。発泡スチロールを削って色付けして形の確認をしています。
シールのタグがかわいかったのですが実現しませんでした。

結構いろいろな種類がありました。

何かの雑誌のプレゼント企画の時に送られて来た手紙を、バンダイの担当者の人にみせてもらって、嬉しかったのでコピーして大事に持っています。おもちゃデザイナー冥利に尽きますね。

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イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 -------------------------
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お手紙を読んでジーンとしてしまいました。
こういう「声」が届くの、本当に嬉しいものなんですよね。
実際に物を手にし、何年も使ってくれた人の言葉に勝る批評は無いと思います。
何よりのエール良かったですね。
カーニバルさんが誠実な仕事をされてる証だと思います。
(せっかくリンクしていただいてるのになかなか更新しなくてすみません;)
胡舟 さん
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。
子供の為にデザインしてると言っても、現実は担当者にためにデザインしてることの方が多いですから(笑)
子供に愛着を持って遊んでもらっているというのは、やはり嬉しいですね。
こういう手紙をもらうと、この後1年位は何があってもやって行けるんじゃないでしょうか。
それとも、10年くらい大丈夫かも(笑)
胡舟 さんのブログ「EN BATEAU」は勝手にリンクさせてもらいました。
ときどき見に行って北海道の風を感じてます。
ハンディムック、1歳の息子が大好きなんです。
毎月1回児童館で開催される「よちよち教室」に置いてあるのですが、そこに行くと息子は他のおもちゃには見向きもせず「きしゃ」で夢中になって遊びます。帰る時も手放したくなくて大泣き。
バンダイさんにも問い合わせたのですが、当然在庫はなし。毎晩2~3時間かけてネットで探しまくっているのですが、購入できるところはありません。(何とか「ハンディムックカーキャリア」だけは買えましたが、息子はすぐに飽きてしまいました)オークションに出品されるのを待つばかりです。バンダイさんによると、類似のおもちゃも製造していないとのこと。このような素晴らしいおもちゃが復活されるのを心より願っております。
素敵なおもちゃをありがとうございました。
新米ママ様
コメントありがとうございました。
息子さんに気に入っていただいてとても嬉しいです。
そうですね、物自体がだいぶ前の物なので市場にはもう無いと思います。
今でもとても良いおもちゃだと思うのですが、時代の流れなんでしょうね。
海外の安いおもちゃに値段の面で太刀打ちできないのが現実です。
僕も、いつか再販されるのを待ってます(笑)
こうやってコメントいただけると次への励みになります。
どうもありがとうございました。
記事を見つけて、コメントさせてもらってます。今31歳になった娘が幼い頃に遊んでたハンディムックシリーズのしょうぼうしゃ…可愛いくてずっと30年間とってありました。今1歳の孫→男の子が夢中で遊んでいます。年月は経ってもしっかり動いてくれて手の中におさまり…30年ぶりに…しょうぼうしゃに命が宿り生き生きと動いてるように見えます。
コメントありがとうございました。
わあ、31歳の娘さんが遊んでくださってたんですねー。
ずいぶん昔になりました。
またその息子さんに遊んでもらえるなんて、こんなに嬉しいことはありませんね。^_^
この消防車はきっと30年ずっと待ってたんでしょうね。
今、新しい友達ができて喜んでいることでしょう。
ありがとうございました。
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