
昨日の続きです。ベランダで撮影したので展示の時のイメージがでないなと思って、合成して展示会風にしてみました。
「少女とオートバイ」というだ題名だったのですが、もう少し不思議な名前にしようと思って「花粉少女」にしてみました。ダンボールの丸いチップが花粉のようにに見えたので。また変わるかもしれませんが(笑)
実物は90cm×130cmの木のパネルでできています。まずこのベースの木枠を、買ってきた板と角材で作ります。
昨日できた白黒の下絵の線をパソコン上で赤に変更して、原寸サイズに拡大し、下のように2つに分けます。これは絵に奥行きを出す為にプリントした2枚を重ねる為です。家のプリンターで出せるA3ノビサイズに絵を分割して、用紙を分厚いトレシングペーパー(透けてる紙です)にしてプリントアウトします。
それを障子を貼る糊で分割されてプリントされた紙を板に貼付けます。この時先に奥になる方を貼って、その上にもう1枚を貼ります。つまり紙は二重になっているわけです。トレペ1枚分だけ奥行きが出ます。(微妙な効果ですが)

さてどうしょうか(笑)。最初は線画の中を絵の具で塗るつもりだったのですが、一部を塗ってるうちに気が変わり、手元にあったカラートレペを貼ったり、ダンボールの◯を貼ったり、無印の包み紙を貼ったり、紙ヒモを貼ったりとにかくその場で思いついた色や素材を貼り込んで仕上げてゆきました。手で何かを創ることに飢えていたのかもしれません。次にどうしようか考えながらボンドで貼ったりするのが、なかなか楽しいのです。

最後にはみ出した所をカットして、白く塗った木枠をつけて、完成しました。物としての存在感をもたせるのに、この厚みがほしかったんですね。

この絵はその後、「日本デザイナー学院」の友人とやった「ふるさくちる展」に出展したのですが、その時見にこられた学院関係者の方に気に入っていただいき、卒業生作品として学校に展示されることになりました。
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イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 -------------------------
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こちらも感じがいいですねー
木枠もぴったりですてきです。
雨の季節はうちの玄関に飾っています。
sayakaさん
ありがとうございます。
「雨の季節」は、sayakaさんのところの玄関にあるわけですねー。
そういうのを考えるとちょっと嬉しいですねー。(笑)
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