本|トムは真夜中の庭で|フィリッパ・ピアス

トムは真夜中の庭で フィリッパ・ピアス 児童書 岩波書店



 なんだかちょっと気になって本棚にあった『トムは真夜中の庭で』を何年かぶりで再読しました。
初めて読んだのは中学生の時です。その後どこかで見かけて購入していました。

 いわゆる時間を飛び越えてゆくファンタジーなのですが、中学生の僕にはえらく面白くて夢中になって読みました。読んでる間、僕はトムになって、庭を散歩し、ハティという少女と話をし、その世界へ行ける夜が来るのを待ちました。たぶんこの表紙を含めた挿絵の力が大きかったのではないかと思いますがまるで実際に見たように頭の中に庭の景色が浮かんできたものでした。
そして何より気に入っていたのがこの表紙のイラスト。特に少女の顔が好きでした(笑)

 久しぶりに読んでみて愕然としたのは、その時の瑞々しい感覚が半分ぐらいしか感じられなかったと言うことです。現在の僕の感性は中学の時の半分くらいになってるのかもしれませんねー。逆に中学の時につまらなかった後半が、今読むと面白く感じたりします。

 そして驚いたのが、この本が出版されたのが、僕が生まれた年と同じだっということです。まあ、中学の時にあったんだからそれもおかしくないんですけど。今読んでも全然古くささを感じませんね。傑作は時代を超えて傑作なんですね。

 フィリパ・ピアスと言う人は子供の時の感受性をこれを書いた時まで持ってたんでしょうね。
ハリーポッターもそうだけど、イギリスの女性が書く児童文学はなぜだか面白い。
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[ 2011/08/29 20:54 ] ◎その他いろいろ | TB(0) | CM(0)

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