
昨日の天使のイラストから派生した描き方?のひとつに、この『レリーフイラスト』があります。てかてかの絵の具をチューブから絞り出して描いたような質感の絵です。なかなか面白い質感でしょ。
もともとこの重なった形からできている絵なのでちょっと立体的にしてみたらどうかなと思ったのが始まりです。
ちょっと、手順を説明しましょう。
まず線画の下絵をエンピツで描きます。頭を空っぽにしてきれいに描こうとは思わず、手の勢いだけで素早く描きます。エイヤッ!っていう感じですね。(笑)気合いは大事です。
それをパソコンに取り込んで「イラストレーター』という2Dイラストソフトで線をトレースしてデジタルな絵にします。

「イラストレーター」には「ドロップシャドウ』という機能がついていて、色を塗った面に影を付けることができます。それを使ってそれぞれの面に影を付けました。

ただ、ちょっと立体感に乏しくて、もっと有機的な面を持った立体にしたくなり、3Dソフトの『ライト・ウエーブ』に線画のデータを持ち込みました。テカテカの絵の具みたいな質感に設定してレンダリングすると一番上の作品になります。
なぜ、走る男かと言うと、当時気持ちばかり焦って、前ばかり見ていた仕事人間の自分を自虐的にモチーフにしてみました。中にある『LIFE』というタイトルは、仕事以外の自分の毎日の生活というものをもう一度見直してみるかという気持ちで付けました。
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イラストレーター&トイデザイナー|森俊憲 -------------------------
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